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CHOCO❤︎LAVE

第2章 繋がり



「涼野くんお疲れ〜」


聖輝「お疲れ様です!」


「もう完璧に仕事できるようになったね。」


聖輝「いえいえ、僕なんてまだまだですよ!」


「そんな事ないよ!テキパキと動いてるし、ミスもないし!」


聖輝「ありがとうございます。」


ガチャッ


藍子「お疲れ様です。」


「お疲れ様、じゃあ私行くね。」


聖輝「あっはい、お疲れ様です!」


ベテランのおばちゃんが藍子さんと入れ替わりで仕事に戻った。


藍子「ハァ…もう最悪…」


聖輝「どうしたんですか…?」


藍子「お店に元カレが来たの。」


聖輝「元カレ…?」


藍子「そう、しかもやり直さないかって…意味分かんない!」


そう言って藍子さんは缶コーヒーを飲んだ。


藍子「はぁ…元はと言えばあっちが浮気したから別れることになったんだけどね…」


藍子「急に現れてやっぱりお前の方がいいって…都合良すぎない?」


聖輝「確かに…信用できませんね…」


藍子「だよね!だから無理でーすって笑顔で断ってやったわ!」


聖輝「おぉ…」


藍子さんも色々と大変なんだなぁ…


藍子「…涼野くんもさ、何か悩んでる事ない?」


聖輝「えっ?」


藍子「いや、涼野くんからあんまり自分自身の話聞いた事ないからさ…何かあるのかなって。」


聖輝「いえ、僕は…」


藍子「まぁ、女には言えない話ってあるよね。」


藍子「そういう時は速水くんや店長に相談してみるのもいいと思うよ。」


聖輝「藍子さん…」


相談かぁ…


大きな悩みのタネはないけど…


心に引っかかることはある…

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