
CHOCO❤︎LAVE
第2章 繋がり
ガチャッ
「あっ藍子さん!ちょっといいですか?」
藍子「なに?どうしたの?」
「いや、この間来てたハゲ頭の社長が藍子さん呼べってしつこくて…」
藍子「えぇ?またあの人?しつこいわね…」
「すいません、僕らじゃ対応できなくて…」
藍子「分かった、行くわ。」
「ありがとうございます!」
藍子「ハァ…涼野くん、ゆっくりしてね。」
聖輝「あっはい…お疲れ様です…」
そう言って藍子さんは休憩室を出た。
聖輝「看板娘って大変だなぁ…」
休憩中でも何かあったら対応しないといけないし…
聖輝「……あっ……」
僕はふと、あのアプリを目にした。
『赤い糸』
光樹くんからやめろって言われておよそ1ヶ月くらい経っていた。
聖輝「消すの忘れてたなぁ…」
僕は久しぶりにアプリを開いた。
通知を消していて気づかなかったけど、1ヶ月の間10数人と繋がっていた。
一番古くて3日前…
聖輝「全部切られてる…」
そりゃ返事も無かったら切られるよね…
聖輝「僕もやる気ないし、消しとこう。」
〜♪
聖輝「えっ?」
突然、誰かと繋がった。
