
CHOCO❤︎LAVE
第13章 恐怖
光樹「さてと、自分達で犯人を捕まえるって言ったものの、どうしたものか…」
聖輝「犯人…」
光樹「せめて、犯人となる手がかりが掴めたらいいけど…この写真と手紙だけじゃなぁ…」
聖輝「手紙もワープロで作成されてるからね…」
光樹「まぁ…今分かってることは聖輝の電話番号と家がバレてるってことやな。」
聖輝「うん…」
光樹「非通知は無視するとして、自宅がバレてる時点で1人でおるのは危険やな…」
光樹「オートロックじゃないし、いつ家に突撃されるかも分からへん…」
聖輝「うん…特に夜は…」
光樹「俺ん家やったらバイト先も近いし、居座るにはちょうどええと思うわ。」
光樹「ストーカー撃退するまで泊まっていけって言いたいんやけど、明後日からサークルの合宿が重なってて…」
聖輝「そっか、もうそんな時期なんだね。」
光樹「うん…」
聖輝「光樹くん、僕のことは気にしないで行ってきてね?」
光樹「いや、でも…」
聖輝「大丈夫!しばらくの間バイト先の先輩達にお世話になろうかなって…」
光樹「いや、それはやめた方がいい。」
聖輝「えっ?」
光樹「俺もそうやけど…犯人はお前の身近におる人間やと思う。」
光樹「大学先も知っててバイト先も知ってて…家の住所も知ってて…そして電話番号…見ず知らずの人間やったらここまで知ることはありえへん。」
光樹「だから、少しでも該当する人には相談するべきじゃないと思う…」
聖輝「光樹くん…」
