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大野『涼野くん…今日翔くんから聞いたんだけど…大丈夫？』


聖輝「はい…今は何とか…」


大野『そっか…ごめんね、涼野くんの悩みに気づいてあげられなくて…』


聖輝「いえいえ、わざわざ電話してきてくれたんですか？」


大野『心配だったからね。』


聖輝「大野さん…」


大野『警察に相談してきた？』


聖輝「相談したんですけど…今の状況では犯人特定するのは難しいって…」


大野『そっか…警察も事件性が無いと動いてくれないからね…』


聖輝「はい…」


大野『涼野くん、今はどうしてるの？』


聖輝「今は親友の家にいて…今日は泊めてもらいます…」


大野『そっか、その方が涼野くんも安心だね。』


聖輝「はい…でも…親友も明後日からサークルの合宿があって…ずっとは一緒に入れないんですけど…」


大野『そうなんだ…じゃあ、明後日には自分の家に戻ることになるのか…』


聖輝「そうですね…」


大野『そっか…自宅に戻るともしかしたら犯人に接触する危険性もあるね…』


聖輝「はい…」


できれば帰りたくない…


1人でいたくない…