CHOCO❤︎LAVE
第14章 手がかり
光樹「……。」
聖輝「光樹くん…」
お風呂から上がってきた光樹くんの表情は相変わらず曇っていた。
聖輝「大丈夫…?」
光樹「……。」
光樹くんは何も言わずに玄関の方に向かった。
聖輝「光樹くん……」
何で何も言ってくれないんだろう…
しばらくすると、光樹くんが戻ってきた。
光樹「…聖輝……」
聖輝「どうしたの…?」
光樹「…家のポストにこれが入ってたんやけど…」
聖輝「えっ…」
光樹くんが持っていたのは、見覚えのある封筒だった。
聖輝「それが…ポストの中に入ってたの…?」
光樹「うん…」
まさか…違うよね…
だって…僕は光樹くんの家にいるんだし…
光樹「…一応…中…見てみるか…」
光樹くんは封筒を開けた。
光樹「…マジかよ……」
聖輝「光樹くん…?」
光樹「……。」
僕は恐る恐る封筒の中身を見た。
聖輝「…えっ…??!」
送られてきた封筒の中には、夜中に僕と光樹くんが歩いている姿が捕らえられていた。