CHOCO❤︎LAVE
第14章 手がかり
聖輝「ふぅ……」
お風呂入ってもリラックスできない…
やっぱり疲れてるなぁ…
お腹も空いてないし…
もう…寝ようかな……
〜♪♪♪
聖輝「あっ…」
ディスプレイにはあの名前が表示されていた。
ピッ
聖輝「もしもし、大野さん?」
大野『もしもし、涼野くん?今大丈夫?」
聖輝「はい、大丈夫です。」
大野『あのさ、突然なんだけど…今から必要なものをカバンにまとめてくれる?』
聖輝「えっ?」
大野『旅行に行くみたいに、洋服とか必需品とか。』
聖輝「あっあの、何するつもりなんですか?」
大野『簡単に言うとストーカー対策かな。』
聖輝「ストーカー対策?」
大野『うん、少なくとも涼野くんの安全を守る為には必要な事なんだけど…』
聖輝「はっはぁ…」
僕の安全を守る為に荷物をまとめる…
どういうことなんだろう…
大野『20時頃家までタクシーで迎えに行くから、それまでに用意しておいてくれる?』
聖輝「はっはい、分かりました…」
僕は意味が分からないまま、言われた通りに必要なものをカバンに詰め込んだ。