
CHOCO❤︎LAVE
第2章 繋がり
〜♪
聖輝「あっ来た!」
僕はすぐにチャットの内容を読んだ。
トシオ『知り合いに勧められてね、何となく始めてみたんだ。』
聖輝「知り合いに勧められて…」
ちょっと違うけど、僕と似たような経緯だ…
〜♪
トシオ『正直チャットとかSNSとか全然興味無くてね、知り合いに推しに推されて1日だけやってみようと思ってしたんだ。』
トシオ『どういう風に始めるか全然分からなかったから適当に検索したら…りょうくんが出てきた。』
トシオ『初めて検索して出てきたから…りょうくんと話してハマらなかったらやめようと思っていたんだ。』
聖輝「そうだったんだ…」
初めて検索して繋がったのが僕だったんだ…
りょう『そうだったんですね、実際使ってみてどうですか…?』
トシオ『そうだね、その後も他の人と繋がったりするけど…何か乗り気じゃなくてね。』
トシオ『りょうくんと話してるだけで充分だって思ったんだ。』
聖輝「僕と話してるだけで…充分…」
りょう『僕以外の人とは連絡取ってないんですか?』
トシオ『元々たくさんの人と連絡取るの苦手だからね、このチャットではりょうくんだけかな。』
聖輝「僕だけ…」
それを聞いて僕はちょっと嬉しかった。
初めて『赤い糸』使って、いい出会いをしたと思えた。
