
CHOCO❤︎LAVE
第1章 始まり
皆さん初めまして!
僕は涼野聖輝と申します。
年齢は18歳。
11月29日生まれの射手座。
こう見えて僕、関西出身なのですが…この春から都内の大学に通っています!
聖輝「ん〜…今日もいい天気だなぁ…」
朝8時20分。
僕は通学路を歩いていた。
「よっ!おはよう!」
声が聞こえて振り返ると、僕の親友である島津光樹くんがいた。
聖輝「あっ光樹くん!おはよう!」
光樹「なぁ聖輝、お前英語の課題やってきた?」
聖輝「あぁ、あれね…難しかったよね。」
光樹「やんな!俺も途中分からなくてスマホで調べたわ…」
聖輝「僕も、何回辞書を開いたか…」
光樹「なぁ、あとで答え合わせさせて!頼む!」
聖輝「いいけど…僕自信ないよ?」
光樹「大丈夫大丈夫!お前は高校の頃から勉強できてたから!」
僕と光樹くんは高校の同級生。
たまたま同じ大学志望で東京に来てからもずっと一緒にいる。
僕にとっては数少ない友達、そして一番の親友だ。
光樹「ふわぁ…眠た……」
聖輝「もしかして、また夜中まで遊んでたの?」
光樹「ははっ!先輩のところでな。」
聖輝「もぉ…遊ぶのもいいけど身体に気をつけてよね…」
光樹「大丈夫大丈夫!若いから!」
聖輝「もぉ…光樹くんったら…」
〜♪♪♪
光樹「おっ、ヒロ先輩だ。」
ピッ
光樹「もしもし、お疲れ様です!」
聖輝「……。」
僕に比べて光樹くんは気さくで誰とでもすぐに仲良くなれる。
だから、大学の先輩や外部の学生の友達が多い。
毎日何かしら予定を入れているとのことで、ものすごく充実した学生生活を送っているみたい。
友達が多いのってすごく羨ましい…
僕ももう少し積極的だったらなぁ…
たくさん友達ができて、すごい充実した学生生活が送れるんだろうなぁ…
まぁ、この性格じゃ無理だろう…
光樹「…分かりました!お疲れ様でーす。」
ピッ
光樹「ごめんごめん、何の話してたっけ?」
聖輝「夜遊びしてたって話だよ。」
光樹「あははっ!そうやったな!」
聖輝「あんまり無理しちゃダメだよ。」
光樹「おう、ありがとな!」
そんな話をしながら、大学に着いた。
