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愛が、はじまるとき 「改訂版」

第1章 愛が、はじまるとき 「改訂版」

         19

 それからが、また長かった。
 満さんは、ゆっくりゆっくり動いている。
 ゆっくりゆっくり動くけど、その動きが大きくなってきた。
 満さんの全部が、わたしのあそこの奥までゆっくり進んで、またゆっくり戻っていく。
 こんなにゆっくり動いてくれるなんて、初めてだった。
 満さんの動きがゆっくりなのが、とても気持ちいい。
 わたしは、自分では意識しないのに、腰が動いていた。
 それも、初めてだった。
 そんな自分が恥ずかしかった。
 満さんは、動きながら、乳首にキスをしてくれた。
 それも、初めてだった。
 満さんは、乳首を吸うだけでなく、チロチロと舌で撫でるようにしてくれている。
 こんなに優しいセックスは、初めてだった。
 「満さん。
  気持ちいい。
  すごく気持ちいい。
  もう、
  もう、
  わたし、
  へんになりそう」
 「なっていいよ
  私が、
  抱いててあげるから」
 「こわい」
 「なにが」
 「こんなに、
  気持ちよくなるのが」

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