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愛が、はじまるとき 「改訂版」

第1章 愛が、はじまるとき 「改訂版」

         22

 「でも、
  気持ちよかったでしょう」
 「うん。
  とっても」
 「だったら、
  私たちは、
  はじめることができたんだね」
 「えっ、
  また、
  愛してくれるの」
 「もちろん。
  里美さんが、
  嫌じゃなかったらね」
 「もう、
  いじわる。
  嫌じゃないのは、
  わかってるくせに」
 「ごめん」
 「はじめると言ってくれたんだから、
  これから、
  いっぱい、
  愛してね」
 「はじめて、
  自分の気持ちに、
  正直に、
  言えたね」
 「あっ、
  ほんとだ。
  すっと、
  言えたよ。
  なんか、
  嬉しい」
 その日から、わたしは満さんと、なんども、愛しあった。
 わたしは、満さんとの、愛がはじまったんだなと、思っている。


                    終
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