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愛って、ほんとにいいものですね 「改訂版」

第1章 愛って、ほんとにいいものですね

       16

 おじさまは、舐めるのを、つづけてくれています。
 わたしは、ほんとに泣きはじめました。
 それなのに、おじさまは、舐めるのを、止めません。
 わたしは、声をあげて、泣きました。
 「もう、
  もう」
 と、叫んでもいたと思います。
 おじさま、と叫びたかったのですが、
 「もう、
  もう」
 と、短くしか叫べないのです。
 舐めてくれるのが、どのくらい続いたのでしょうか。
 それも、よくわかりません。
 わたしは、おじさまが、導いてくださる、素晴らしい性の世界のなかで、嬉しさと、あまりの気持ちよさのなかに、ただもう、泣きながら、ながくながく漂っていたからです。

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