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たけるとみかる―双子みたいな幼なじみ―

第2章 佐倉武



 実果留母……もとい、あの引きこもりの悪女め。


 今日、実果留が来れなくて良かった。

 こんな状態の時に来られたら……

 俺は、間違いなく実果留を押し倒して、

 想いをぶつけてしまう。


 そうなったら……

 もう、止められない。


 その愛おしい姿が思い浮かんだだけでも、どうにかなりそうだった。


 実果留……




 …………




 …………



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