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　　　　　　　　　１５

　やっと、優さんの唇が、あたしのあそこに、触れてくれた。
　優さんは、なんだか、あたしのあそこを吸ってるみたい。
　「優希ちゃん
　　いっぱい
　　濡れているよ」
　「ほんと？」
　「飲めるほどだよ」
　「まさか」
　「でも
　　吸えるのはほんとだよ
　　もう
　　びしょびしょ」
　「ほんと？」
　「ほんと」
　「嬉しい」
　優さんは、あたしのあそこを、舐めはじめた。
　いままで待たせて悪かったというように、あたしのあそこを、丁寧に丁寧に、優しく優しく、舐めてくれる。
　あたしは、気持ちよくて、腰を浮かし足を突っ張った。
　優さんの手を探し、握ってもらった。
　優さんは、あたしの手ごと、腰にまわして抱きしめながら、舐めつづけてくれる。
　あたしは、
　「優さん
　　優さん」
　と、言った。
　優さんは、口がふさがっているためか、なにも言わずに、舐めつづけてくれる。
　それから、クリトリスを、優しく優しく舐めてくれた。
　気持ちいい。
　ほんとに気持ちいい。
　こわくなるほどの気持ちよさだ。
　あたしは泣いた。
　おおきな声を出して、泣いた。
　この気持ちよさは、泣くしかなかった。
　そして、叫んでしまった。
　「優さん
　　優さん
　　もう
　　もう
　　あたし
　　へんに
　　なっちゃう」
　と、なんどもなんども、叫びつづけた。
　それでも、優さんは、舐めるのをやめない。
　体も意識も、どっかに飛んで行ってしまうかもしれないと思った。
　これが、イクということなのだろう。