愛はあふれる 「改訂版」
第1章 愛はあふれる
4
すぐに、「優さん」と言うようになった。
いろいろ話しているうちに、つい、あたしは不感症みたいだと、言ってしまった。
高校生のとき、ちょっと仲のいい男子が、無理やりセックスしようとして、パンティの中に手を入れたが、
「お前
濡れてないので
無理」
と言われて、そのせいか不感症と思い、それからセックスするのが恐くなり、恋人をつくれないと話した。
自分で触るときも、すこしも濡れないと言った。
恋人はいないのと聞かれたからだ。
まさか、優さんが好きですとは言えなくて、とっさにそう話したんだけど、話したあと、あたし、とんでもないことを言ってしまったと、それこそ真っ赤になった。
でも優さんは、真剣に聞いてくれた。
優さんは、しばらく考えて、あたしに、1日1時間を、5回頂戴と言った。
「つまり5日?」
「5日後には
優希ちゃんは
びしょびしょに
濡れるようになるよ
そして
セックスが好きになるよ」
「ほんとかな」
「私が
必ず
そうなるように
してあげる」
「ほんとに
優さん」
「ただし
その5日のあいだは
私の
言うとおりにしてね」
「はい」
すぐに、「優さん」と言うようになった。
いろいろ話しているうちに、つい、あたしは不感症みたいだと、言ってしまった。
高校生のとき、ちょっと仲のいい男子が、無理やりセックスしようとして、パンティの中に手を入れたが、
「お前
濡れてないので
無理」
と言われて、そのせいか不感症と思い、それからセックスするのが恐くなり、恋人をつくれないと話した。
自分で触るときも、すこしも濡れないと言った。
恋人はいないのと聞かれたからだ。
まさか、優さんが好きですとは言えなくて、とっさにそう話したんだけど、話したあと、あたし、とんでもないことを言ってしまったと、それこそ真っ赤になった。
でも優さんは、真剣に聞いてくれた。
優さんは、しばらく考えて、あたしに、1日1時間を、5回頂戴と言った。
「つまり5日?」
「5日後には
優希ちゃんは
びしょびしょに
濡れるようになるよ
そして
セックスが好きになるよ」
「ほんとかな」
「私が
必ず
そうなるように
してあげる」
「ほんとに
優さん」
「ただし
その5日のあいだは
私の
言うとおりにしてね」
「はい」