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ツンデレのお嬢様は幽霊執事に夢中

第2章 悪夢のような現実のはじまり

「あ......」

 大学に行く途中ふと見えた大きな家――。
 見覚えがある......。

私のおばあちゃんの家だ。

 おばあちゃんが死んでから4年、未だに彼女の住んだ家は綺麗に遺されていた。

 きっと、親戚や分家の人間が護っているのだろう。地元では知らない人間の居ない家――。

 母とふたり、中学生になる前に遠くへ引っ越したがちゃんと記憶に残っている。
懐かしい家――。私はここの人間に数ヶ月前からお世話になっている。

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