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ツンデレのお嬢様は幽霊執事に夢中

第2章 悪夢のような現実のはじまり

 地元で有名なかなり大きく金持ちばかりが通う事で有名な大学だ。

 校門をくぐった瞬間、チクチクと突き刺さるような視線を感じる。

 此処に通う学生たちからだ。

 上級生から下級生まで、皆が皆、私のことを見ている。

 美鈴ちゃんはそれに対し「いやな感じ」と、呟いたが、これも仕方の無いことだと思う。

 ――私の家が問題なのだから。

 珍しい者でも見るような視線が、私に次々突き刺さってくる。

 そして、桜の花弁が風で舞うと同時に、田舎町では目立つ金髪の髪が靡いた。

「何あの髪......」

 ――小さな声が聴こえた。

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