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ツンデレのお嬢様は幽霊執事に夢中

第2章 悪夢のような現実のはじまり

 即答かよ。

 でも、確か霊って成仏しないとやばいんじゃ......。

「その......霊ってさ、成仏できないとどんどん力強くなるらしいんだけど」
「うん」

「......悪霊になったりとか、するんじゃないの?」
「うん」

............。

「なりたいの? 悪霊に」
「正直に言えばなりたいな」

 ――。
少しだけ唖然としてしまった。

 なんというか、目の前にいる子は悪霊とは程遠い存在に見えていたから。

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