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ツンデレのお嬢様は幽霊執事に夢中

第2章 悪夢のような現実のはじまり

――――。

 私はそのまま2人と過ごしていた。やがて1年生である私の同級生達が帰る時間になり外が騒がしくなる。

 今日は散々だったとか、そんな声が聞こえ初め、私は見つかりたくはないな。と思い2人に帰ることを提案した。

 ふたりは頷き、取り敢えず身を隠した後、みんなの声が遠くなってから帰ることにしよう。と雅が提案した。

 私はそれに同意し、人が来ないであろう場所に3人で溜まることにした。

 ――後になって思うが、こうして良かったと思う。

 この時私はまだ気付いてなかった。
 ――これからやってくる“ 者”のことに。

 それがどれだけ強大で、そして――それが私の運命を変えることになるなんて


 ――その時は知る由もなかった。

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