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ツンデレのお嬢様は幽霊執事に夢中

第2章 悪夢のような現実のはじまり

「それって......あんた、私と住むってこと?」

「住む? 貴女は何を言っているんですか? 違いますよ。

 取り憑くんです」

 私の唇から「ひっ......」と小さな悲鳴が漏れた。

「ですから、貴女の後ろにひっ憑いていた“あのお嬢さん”は邪魔でした。先約が居たのでは取り憑けませんからねぇ。まぁ......


あんな脆弱な霊が居たところでどうにも出来ないでしょうが」


 ............今こいつ、なんて言った。

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