ツンデレのお嬢様は幽霊執事に夢中
第3章 過去
そのあと2階に行って、一番最初に案内することになるのは――。機能している私の部屋だけだ。
ほかの部屋は、2つくらいあるけど、なんかよくわかんない。
一番奥の部屋は......難しい本にまみれてるし。
私の部屋の右隣は......ただの空っぽの和室だし。
一体なんのための部屋なんだろ。ほんと。
「えっとね、この真ん中のが私の部屋ね。ほかの2つは......勝手に使っていいわよ。奥の部屋とかにある本も好きに見てい――」
「ぷはっ、あは、あははは!!」
部屋を開けた瞬間、爆笑された......。
こいっつーー!!