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ヌードモデルと緊急事態

第6章 責められて



それほどの辱しめを受けたというのに、

縄が解かれ、猿ぐつわが外されると、たちまちセックスの快感を期待する女になってしまう。
普通に愛し合える形に戻れた私は、彼にからみつき、愛撫にあえぎ声で応え、大胆な形に屈曲されて満ち足りていく。

異常なやりかたで全裸にされたというのに、それさえも悦びに置き換わっていった。

セックスって、すごい。

正常位で挿入され、それに続く激しい打突に頭は真っ白になる。

腰を責め立てられ、乳房が跳ねているが、ただ声を上げ続けること以外、何もできなかった。

最後は背中が反り、ブリッジのような姿勢で達したが、
それはゴムの中に放つために、彼が動きを止めたから気づいたことだった。

朝は穏やかにやってきた。

私のほうが先に目覚めたから、新しいショーツだけを身につけて、ベッドの周囲の床に散らばった服や下着の断片をとりあえず持参したトートバッグに入れた。

本当にすごいことしたんだなぁ、と思いながら。

ふと思いついて、床でブリッジをやってみたが、うまくいかなかった。

パンツ一枚で何をやってるんだか、私は。
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