愛は、メロディにのって 「改訂版」
第1章 愛は、メロディにのって
8
望さんは、わたしが弾いているあいだ、眼をとじて聴いてくれていました。
「ありがとう
素敵なプレゼントです」
「もうひとつあります」
「ええ」
「わたしを
プレゼントしますので
愛してください」
「百合さん
いいの?」
「わたし
なつみちゃんの怪我のときから
望さんを好きになったんです」
「ありがとう
百合さん
だけど
こんなこととは思わなかったから
予防品がありません」
「望さん
わたしを
望さんのお嫁さんに
してください」
「それは
私から
言いたいことです」
「ですから
予防品は
いりません」
「ああ
百合さん」
そう言って、望さんは、わたしを抱きしめてくれました。
そして、キスをしてくれました。
望さんは、わたしが弾いているあいだ、眼をとじて聴いてくれていました。
「ありがとう
素敵なプレゼントです」
「もうひとつあります」
「ええ」
「わたしを
プレゼントしますので
愛してください」
「百合さん
いいの?」
「わたし
なつみちゃんの怪我のときから
望さんを好きになったんです」
「ありがとう
百合さん
だけど
こんなこととは思わなかったから
予防品がありません」
「望さん
わたしを
望さんのお嫁さんに
してください」
「それは
私から
言いたいことです」
「ですから
予防品は
いりません」
「ああ
百合さん」
そう言って、望さんは、わたしを抱きしめてくれました。
そして、キスをしてくれました。