テキストサイズ

ヌードモデルと感謝の形

第3章 性交します

全裸でさまざまなポーズをこなしてきた私にとって、バックの形の新鮮味は薄いとしても、
後背位の性体験はまだ少ないのだから、
菊池さんのテクニックで開発してくれてもよかった……。
(ものすごく勇気がいるけど、後ろの穴を求められたら応えていた)

結局、彼が選んだ最後の形は女性上位だった。

それも仰向けの菊池さんに、背中を向けた私が腰を下ろすように結合するという大胆な動作から入るのだった。

私はお尻を支えられ、じわじわと沈んでいく。

ぬぷり、といういやらしい音がして、結合が始まる。

根元まで埋まり、お尻が解放された。

「ふーっ」

色気どころではない声が出た。

彼からは背中しか見えていない。
お尻も見づらいだろう。
なによりも、顔を見られなくてよかったと思っていたら、

──詩織さん、自分で動いてみて。

背後から声がかかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ