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ヌードモデルと感謝の形

第3章 性交します

「あん、ああっ、ああっ、あっ、あっ、あっ」

夢中でお尻を上下させる私。

そんなあさましい姿なのに、頭の中は快楽一色。

顔を向き合わせているなら、全身に視線を浴びているのを確認して燃え上がれるが、
今は背中とお尻に注がれているであろう視線を想像することしかできない。

動くお尻。躍動するお尻。

羞恥と快感が混ざりあって、何も考えられなくなっていく。

唐突なフィニッシュ──いきなり腰を掴まれ、高い位置で固定された。

放出の瞬間は見なかった。

急速に嬉しさと、羞恥心がこみ上げてきた。


朝、一夜限りの恋人は帰っていった。

私は最後まで全裸で見送った。

玄関で、お尻をタッチされながら、感謝のキスをした。

「いってらっしゃい」のキスならよかったのに。
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