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無表情の宇野くんA

第46章 デートとプールと。

遊園地に隣接するプールに行きました。


私は何も聞かされずに、水着だけ用意しておいてと言われていた。プールなんて明るい発想がない私は、どうせなにかえっちなことでもするのだろうと思っていたので、ださださの紫色の水着しか用意してなかった。


昔、親戚か先輩かに貰ったお下がりだったはず。水着のお下がりなんてあるのかと思ったから多分あっている。


五味さんはおニューの水着を買ってきたらしく、可愛らしいビキニを自慢げに私に見せていた。


うざい。


更衣室から出ると、宇野くんと大毛さんはすでにプールサイドに立っていたのだが、駆け寄った五味さんを見て、何も言わずに水に飛び込んだ。


いい水着だと思ったのだと思う。

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