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無表情の宇野くんA

第67章 五味さんと始業式。

始業式を明日に控えた朝、五味さんが自宅へ帰ると言いました。


一ヶ月の間同棲していたので、やはりどこか寂しいもので、今夜どころかずっと返さないと言いたいところなんだけれど、さすがにそういうわけにはいかないので帰すことにした。


友達との別れを決意した私は気分転換に出かけようとクローゼットを開けると、彼女の荷物と着替えが置いてあった。


ちょ、と待って。

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