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第11章 良い夫婦の日!(O×S)

やっべ…声上ずった…
俺、本当にどうしたの…泣きそ…


大野「んふふっ、変な翔くん」

櫻井『…』

大野「そー言えば」

櫻井『ん?』

大野「翔くん知ってるでしょ?」
「今日は、良い夫婦の日なんだって!」

櫻井『あぁ…知ってるよ?』
『けど、それがどうかしたの?』

大野「ん、何かね?ファンの子達が俺らの日だって言ってたよ」

櫻井『へ?俺ら…?』

大野「そう、俺と翔くんの日って」

櫻井『そ、そ、それって、?』


それって、もしかしなくても…
ファンの子達は…俺らの事を夫婦って…思ってる?

って事だよね…?


大野「んふっ、ファン公認だな♪」

櫻井『な、何言ってんの!酔っ払い過ぎ!』

大野「え?本気で言ってるよ?俺は。」
「俺は、翔くんと夫婦と思ってるけど?」

櫻井『なっ、』

大野「翔くんは思ってないの?」

櫻井『そ、れは…』


確かにね?
偶に『なんか夫婦みたい』って思う事もあるよ?

やっぱり、付き合いもそこそこに長いし付き合ってるって事もあるしで…他の人よりは智くんの事を分かってるつもり。

けど…ね?


櫻井『ま、まぁ…思わなくも…』

大野「思ってないの?」

櫻井『ぐっ、それは…』


ほら。恥ずかしいじゃん?
面と向かって…相手に言いずらくない?

俺ら夫婦だもんね~なんて。

ましてや、俺ら男同士だよ?結婚なんて…
どんなにやりたくても正式には出来ないんだ。

自分の首を締めるような感じになるじゃん…


大野「あ、翔くんまた余計な事考えてるだろ?」

櫻井『へ?!』

大野「どーせ、男同士の関係の俺らが夫婦なんて言えないとか言うだけ辛いとか思ってんだろ」

櫻井『な、なんで、』

大野「大好きな翔くんの事だぞ?」
「それくらい顔見れば声を聞けば分かる」

櫻井『…ふふっ、それ歌詞?』

大野「おう、正にだな~と思って借りた」


本当に…智くんには適わないよ。
いつもこうなんだから…智くんにはなんでもバレちゃうんだよね。何でだろ?


大野「翔くんだって俺の事…いつも分かってるじゃねーか」

櫻井『ぁ…』

大野「それと一緒だよ」

櫻井『そっか…』

大野「おう、ここまで来て夫婦じゃないとか言わせねーからな?」

櫻井『ふふ…強引すぎ』

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