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第12章 Happy Birthday?(O×S)

智くんを部屋に上げてコーヒーを入れてあげようとしたら智くんが「俺がするよ?翔くん座ってて」って言われてしまいソファに座った。

スマホに通知が入ったのか明かりが着く。

ロック画面には沢山のメッセージ通知…
色んな人がお祝いのメッセージを送ってくれているらしく待ち受け画面が見えないくらい通知で埋まっていた。

開いて返事を送ろうかと思いスマホを手に取った瞬間俺の手に智くんの手が被さるように乗ってきた。


櫻井『智くん?』

大野「それ…朝起きてからじゃダメ?」

櫻井『え?』

大野「暫く、俺が独り占めしたいなって…」

櫻井『なっ、!…あ、朝返す、』

大野「んふっ♪やった!」
「コーヒー入れたから一緒に飲も?」

櫻井『ぅん…』


手渡されたマグカップを受け取ると隣に腰を下ろした
智くん。

本当に…この人は…。
何度、俺の心臓を止めに来る気なんだか。


大野「あっ、そうそう、渡したい物があんの!」

櫻井『え?なに?』

大野「ちょっと待ってね」

櫻井『うん…』


持って来ていた小さいバッグをゴソゴソ漁ってお目当ての物が見つかったのか俺に背を向けて取り出す智くん。


大野「翔くん」

櫻井『なぁに?』

大野「大切な話…しても良い?」

櫻井『え、うん、』


智くんが畏まるようにソファに座るから俺もコーヒーをテーブルに置いて智くんの方へと体と顔を向けた。


大野「俺ね、ずっと翔くんの事が好き」
「告白をしたのは結構最近だけど本当はずっと前から翔くんの事が好きだったんだ…」

櫻井『えっ…』

大野「Jrの頃…まだまだ翔くんがツンツンしてた頃からずっとずっと翔くんの事が可愛くて堪んなかった…」

櫻井『そんな前?!』

大野「うん、それが恋だって気付いたのはデビューしてからもずっと翔くんのことが気になってしょうが無くて何でか気になって姉ちゃんに相談したら「智?それはアンタが翔くんの事が好きだからよ?」って言われてさ…それで気付いたんだ。」

櫻井『嘘でしょ…』

大野「結構長々引きずってたんだ…俺…」
「翔くんの事が好きで…でもそう簡単に伝えられる事でも無いから中々言わなかった。そしたら痺れを切らしたニノからいい加減にしろって怒られちゃって…それで決心をしたんだ。振られてもいいから告白しようって!」

櫻井『うん』

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