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見破られたヌードモデル

第4章 甘い罰

覚悟を決めた人生初ヌードはそんなものだという。

私の場合は、裸を見せるのは平気でも脱衣を見せるのは慣れていないという特殊なパターンだったわけだ。

ベテラン画家の目はごまかせなかった。



嘘をついていた罰として、四つん這いポーズを要求された私。

このポーズはヌード初体験の一般女性はとうてい無理で、プロでも抵抗があるだろうと画家は言ったが、どんなものだろうか?

とりあえず、私はだいぶ慣れているつもりだったが、
脚を開いた膝と肩を床につけて高い位置でお尻を強調するポーズにまで要求がエスカレートすると、さすがに平気ではなかった。

意外と体が硬いんだね、と画家は笑った。

一度、脱いでもらった一般女性の中にヨガをやっている人がいてさまざまなアーサナを披露してくれたという。もちろん、全裸で。

柔軟体操系なら、私にも全裸ブリッジという必殺技がある。
でも、それはセックスで責め抜かれたあと無自覚でやる、恥ずかしすぎるフィニッシュの形だから、今は無理。

だから、お尻への視線の羞恥に耐えるしかなかった。
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