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ノーパン喫茶

第7章 特別な関係



矢野「…」

乃愛「矢野君」

矢野「あっ、下川…」

乃愛「おはよう、ちょっといい…」

矢野「…あぁ」

乃愛「…」


大学に着くと乃愛に呼び止められた矢野
前なら話しかけられ喜んだが
今は複雑だった…


乃愛「…」

矢野「…!!」

乃愛「あの店の事なんだけど…」

矢野「あ、ぅんっ…」

乃愛「大学のみんなには内緒にして欲し
いの、私が働いてる事…」

矢野「わかってるよ…」

乃愛「…ごめんね、迷惑かけて…」

矢野「別に俺は」

乃愛「私があの店で働いてる事バレたら
店長に迷惑かかるでしょう、それだけは
絶対避けたいの、だから」

矢野「…」


結局それだった
店長に迷惑をかけたくない
だからわざわざ自分に口止めしたのだ

自分ではなく店長の為に…


矢野「…」

乃愛「矢野君?」

矢野「一つ、聞いていいか…」

乃愛「なに?」

矢野「無理やり、働かされてるんじゃな
いよな…」

乃愛「無理やりなんかじゃないよ、全部
自分の意思でやってる」

矢野「なら、いいんだけど…」

乃愛「…」


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