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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第10章 そんな軽く、2回目の約束ですか!

「私なら大丈夫ですよっ
いつも普通に帰れてますし、ただ昨夜はたまたま…」


「ダメよ!そうやって油断してる所を、変質者は襲ってくるんだからっ」


「お 襲…っ!?
ちょっ、小山さんっ」



話は更に膨らんでいき、とうとう小山さんはそんな事まで言い出した。



「笑い事じゃないわよ。
あたしらみたいなババァは襲われないけれど、ヒナちゃんみたいなピチピチした若い子は絶好の的なんだから」



あたしらみたいなババァって!

小山さん、そこまで自虐的に話さなくてもーっ




「あぁ、そうだな。
小山の場合は襲われないって言うより、逆に襲う側だろうからな」


「んまぁ!!」



そんな私たちの…いや、むしろ小山さんの話に首を突っ込んできたのは、久保店長だった。



「久保店長ったら!
あたしが襲うだなんて!」


「おお怖い。
本気になったババァは、誰を襲ってくるかわからんからのぅ」



相変わらずこの久保店長と小山さんのやり取りで、話は冗談で終わる事が多い。


いや、別に楽しいからいいんだけどさ。



だけどあの時あの会社員のお客さんがいなかったら、私ってばあのおっさんに襲われてたのかしら…。


うぁーっ、鳥肌立ってきたぁ!


変な事を考えるのは、もうやめとこ…っ

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