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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第10章 そんな軽く、2回目の約束ですか!

それからまた今日も夕方ぐらいになると、今晩のおかずを求めて主婦たちでごった返してくる。



…あれ?
だけど気のせいかな。

今日は早い時間から主婦たちだけじゃない、若い子たちまでこのデパ地下を彷徨いてるのを見る。


制服を来た女の子が母親と一緒に惣菜を見たり、友だち同士で「一緒に食べよう」なんて言ってコロッケを買って行ったり。


あれあれ?
キミたち、学校はどうしたんだい?






「ヤッホー、ひな」


「わっ
…いらっしゃいませ」



などと思っていたらそれは彼も同じで、いつもより早い時間帯にアイツは私の前に現れた。



「え~?名前は慎吾だってこないだ教えたじゃん!
何で仕事モードで話すの?」


「…今、仕事中ですけれども」



コイツもコイツで相変わらずの軽さに、私の方が動揺しちゃいそうになる。

最近の若い子は、公私混合が当たり前だと思ってるんだろうなぁ。

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