テキストサイズ

ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第12章 お料理したら、食べられちゃいました…!

ソファにくっついて座ったまま、慎吾くんは私の身体に両腕をまわして横から抱きしめてきた。



「────…っ//」



Tシャツの袖から覗く彼の腕が、急に男の子を意識してしまいドキドキしちゃう。


身体もあたっちゃって、エアコンで涼しい部屋なのに、そこだけ熱いの。



「ひな、早くいいって言ってよ。
俺ガマンできなくなっちゃう」


「ぇ…と…っ///」



ここで私がいいよって言ったら、多分きっと私はこのまま慎吾くんに食べられちゃうんだ。



「………………っ///」



だんだん身体がドキドキというより、ウズウズしてきた。


どうしようっ

別に、嫌じゃない。
慎吾くんになら私、食べられちゃってもいいかも。

だけど…



「で でもねっ、そういうのって、好きな人とするものじゃ……」

「俺、好きだよ」


「──────っ///」




ためらいもなく言った慎吾くんは、私の反応を伺うように下から顔を覗き込ませたの。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ