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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第19章 協力したいって、思ってるんです!





「………出て来ないな」



翌日。

今日も午前中から、いつものように慎吾くんの家に行き、ドアの前でインターフォンを押して待っているのだけど。


「あれ?
鍵も閉まってるよぉ」



だいたい、いつも私がこうしてやって来ると…



『いらっしゃい、ひなぁ!』

『ひゃあっ///』


…てな感じで、私の胸に飛び付いてくるんだけどなぁ。



とりあえずケータイを取り出して着信を確認してみたけれど、特に慎吾くんからは電話もメールも何も残っていなかった。



「…留守をするなら留守をするって、連絡してくれたらいいのに。
それとも、今日って何かあるのかなぁ」


さすがに慎吾くんの家の鍵までは持っていない私は、開かないドアの前に居たって仕方ないわけで。



「…どっかで時間潰して、また来ようかな」



別にうちと慎吾くんの家は、目と鼻の先くらい近い位置にあるわけだし。

それに、近くには本屋さんだってあるからなぁ。



「…うん、たまには本屋さんに行ってみよう」



立ち読みは腰に来るからあんまりできないけど、ちょっとくらいなら気分変わっていいよね。


って、ドンダケ私ってば年寄りなんだか!

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