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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第19章 協力したいって、思ってるんです!

イチゴバラさんと一緒にスーパーに着くと、カゴを持って必要な食材をあれこれ入れた。

もちろんサラダに必要なジャガイモや卵、ハムにキュウリもね。



「うわわっ
何だかいっぱい入れすぎちゃいましたかね」



まるで、いつかの事をもう一度繰り返してるかのようだよぉ。


必要な材料かと思ってあれやこれやとカゴに入れていたら、やたら量が多くなっちゃった。



「あぁ、これくらい別にいいですよ。
うちは男2人で大食いですからね。少し多めの方が、お互い遠慮せずに食べられますから」


「え、男…2人?」


「はい。
息子は顔は家内に似ているのですが、そういう所は僕にそっくりなんです」


「…そう…なんですか」



あらら。
てっきりイチゴバラさんの子どもさんは、女の子だと思ってたのに。



「どうかしました?」


「い いえいえっ」


今までいろんなお客さんの事をあれこれ詮索してたけれど、これは案外どれもこれもハズレてるのかもしれないな。


うーん。
それとも、私ってば人を見る目がなかったのかしら?

なぁんて。

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