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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第22章 たくさん大人扱い、してくれました!

「いらっしゃいませー、こんばんはーっ」



土日と違って、比較的お客さんの入りが緩い週明けの今日。
だけど、ポツリポツリとでも確実に売れていく惣菜たち。

そんな中、レジ打ちの際に私の作ったサラダが一緒にまじってたりすると、まだ残りは十分にあるだろうかと心配しちゃうの。


今日はいつもよりたくさん作ったんだから、1つくらいラストまで残っててくれるよねっ

…と思うんだけど…。




「こちら…のサラダも含め、合計4点ですね。
ありがとうございます」


たくさん陳列してると、余計に目についてしまうのかな。

何だか意識しすぎてるせいか、今日はやたらサラダがよく売れてるような気がするのだ。




「…お客様。
こちら、どちらも同じサラダですが、よろしかったですか?」


「あぁ、いいのいいの。
ここのお店のサラダは娘たちがとても好きだから、1つじゃ足りないのよ~」


「…わぁ、ありがとうございます…」



時には2~3個まとめ買いしてくれるお客さんだっているので、レジを打ちながら私は不安になっちゃったりするのだ…!

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