ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第22章 たくさん大人扱い、してくれました!
さすが平日。
それからは、パッタリと客足が途絶えてしまった“デリカ popo”
「おい、ヒナ坊。
客が来んぞー」
ちょっと暇を持て余してきた久保店長が、そんな事を私に言う。
「あらやだ。
じゃあ、あたし店頭に出て旗振ってこようかしら?」
「バカったれ。
小山が旗振ったら余計に客が引く」
「んまぁ、久保店長ったら!」
……………………。
いい加減慣れてる夫婦漫才に苦笑いを返すと、私も暇になった厨房に戻り片付けや掃除を手伝った。
だけどまだ20時。
うちの店は、この閉店1時間前に利用するお客さんが案外いるんだから。
「………って、あっ!」
早速レジカウンターにお客さんが現れたのが厨房から見え、私は慌ててレジの方へと駆けって行った。
普段はもっと遅い時間に来るから、まだだろうと思ってたんだけど。
「いらっしゃいませ!
お待ちしていましたよっ」
いつもと同じようにスーツ姿で仕事あがりを物語っているそのお客さんは、私が出て来たのを確認するとパッと優しい笑みを見せてくれたの。
「こんばんは、妹尾さん」
「こんばんは。
…イチゴバラさん!//」
それからは、パッタリと客足が途絶えてしまった“デリカ popo”
「おい、ヒナ坊。
客が来んぞー」
ちょっと暇を持て余してきた久保店長が、そんな事を私に言う。
「あらやだ。
じゃあ、あたし店頭に出て旗振ってこようかしら?」
「バカったれ。
小山が旗振ったら余計に客が引く」
「んまぁ、久保店長ったら!」
……………………。
いい加減慣れてる夫婦漫才に苦笑いを返すと、私も暇になった厨房に戻り片付けや掃除を手伝った。
だけどまだ20時。
うちの店は、この閉店1時間前に利用するお客さんが案外いるんだから。
「………って、あっ!」
早速レジカウンターにお客さんが現れたのが厨房から見え、私は慌ててレジの方へと駆けって行った。
普段はもっと遅い時間に来るから、まだだろうと思ってたんだけど。
「いらっしゃいませ!
お待ちしていましたよっ」
いつもと同じようにスーツ姿で仕事あがりを物語っているそのお客さんは、私が出て来たのを確認するとパッと優しい笑みを見せてくれたの。
「こんばんは、妹尾さん」
「こんばんは。
…イチゴバラさん!//」