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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第23章 現実の為なら、理想も捨てなきゃダメなんだ!

そんなわけで。


私は3日振り?に、また慎吾くんの家にやってきたわけだ。



「…………………っ」



慎吾くんの家の前で、ジッとドアを睨むようにして立つ。




今日は、以前のようにご飯を作ってあげる為に来たんじゃないのっ
あくまでも、このお財布を返すだけなんだからぁ!

腹へったよなんて言われても、私はもうご飯係じゃないんだからねっ


今日はもう、ハッキリ言わなくちゃ!!

慎吾くんの家に来るのは、もう今日で最後なんだからって…!




「……」



私はギュッと唇を噛みしめると、ゆっくりと慎吾くんの家のインターフォンを押した。

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