ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第23章 現実の為なら、理想も捨てなきゃダメなんだ!
ロクなもん入ってないなんて言ってただけあって、本当にもったいないくらいスペースの空いた慎吾くんの家の冷蔵庫内。
飲みかけのジュースに、食べかけの惣菜。
それから、ほんの少しの野菜クズに卵とマヨネーズ。
ちょっと前までは私も料理で利用させてもらってたわけだから、初めて来た時よりかは若干何かしらは入ってるんだけど。
そんな中、ある1つのものに気付いた私は手を伸ばしてそれを取り出した。
「…うちのサラダ。
これ、昨日慎吾くんが買ってくれたものじゃない。どうして食べなかったの?」
飲みかけのジュースに、食べかけの惣菜。
それから、ほんの少しの野菜クズに卵とマヨネーズ。
ちょっと前までは私も料理で利用させてもらってたわけだから、初めて来た時よりかは若干何かしらは入ってるんだけど。
そんな中、ある1つのものに気付いた私は手を伸ばしてそれを取り出した。
「…うちのサラダ。
これ、昨日慎吾くんが買ってくれたものじゃない。どうして食べなかったの?」