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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第23章 現実の為なら、理想も捨てなきゃダメなんだ!

「…材料、何も用意して来なかったから、ちょっと冷蔵庫見させてね」



もう来ないなんてまた言ったら、次は慎吾くんに何されちゃうかわかんないんだもんね。


ご飯作ってあげるのも今日で終わりにして、明日からは仕事もレジを代わってもらったりして慎吾くんと出会わないようにしなきゃ。



しばらく会わないようにすれば、きっと私なんて忘れてくれる。

クラスメイトには、かわいい女の子だっていっぱいいるみたいだし。


それで、いいんだよ…。




「冷蔵庫?
いいけど、うちロクなもん入ってないよ?」


「ありがとう。
でも何か作れそうなものがあれば………
あれ?」



慎吾くんから了承を得て冷蔵庫を開けると、その中に普段仕事中でよく見るものが入っているのが目に映った。

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