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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第25章 ケジメ、つけちゃいました…!




「…………………ゴクリっ」



もう何度となくやって来た、慎吾くんの家。



昨日こそが最後だと思ってたけど、今度こそ最後だもん。

ううん、次にもしこの家に来る事があるとするならば…それは、盆子原さんの恋人としてだ。



その時、慎吾くんは私にどんな顔をするだろう。


怒るかな。

悲しむかも。


…何にしても、絶対ビックリさせちゃうよね。


でもそれを少しでも軽減させる為にも、今日はここに来る事に意味があるんだ…!




「…………ふぅ…」


一度大きく深呼吸するとギュッと拳を握りしめた。

そして人差し指を出すと私は、インターフォンのボタンをゆっくりと押した。




──ピンポ…

「いらっしゃい、ひなぁ!」

「ひゃっっ!」



まだインターフォンのボタンから指を離していない間に、もうドアをバンと大きく開けて出て来た慎吾くん。



昨日もそうだったけど、もしかしてすぐそこで待ってたって言うの!?


て事は、やっぱり私のケータイは慎吾くんが持ってるんだよ!!

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