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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第25章 ケジメ、つけちゃいました…!

「…ひな……?」



さすがに今度は大丈夫だなんて言えないようで、慎吾くんも表情を曇らせた。


ある時は、私の事なんて遊びだろうななんて思ってたけど…本当は慎吾くんも慎吾くんなりに、私の事を好きでいたのかもしれない。


もし私に盆子原さんとの事がなかったら…私だって、慎吾くんとの恋愛を続けたいって思うもの。


それくらい、私も慎吾くんの事は好きなんだよ…!




「…ごめん。
ごめんなさい…っ
私…」


上になっている慎吾くんは、もう私を強く抱き留めはしなかった。


ただ、上になっているだけ。



だから私はそんな慎吾くんから、抵抗なく容易に身体をすり抜ける事ができた。


ソファから降りると、乱れた服を戻し落としたケータイを拾った。

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