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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第25章 ケジメ、つけちゃいました…!

「…あの…っ」


「…………………」



なんて声をかけたらいいのかわからない。

黙って出て行くわけにもいかないよね。


でももう謝る以外には、今は何も思い浮かばないの…っ




「…本当に、ごめんなさいっ
でも……嫌わないで…っ」



関係を終わらせる事は、しようと思えば強引にできないわけじゃない。


でも次に慎吾くんと会う時、私たちの関係は……っ




「…ひな……」


「…っ」



これ以上は耐えられないと思った私は、ケータイを握りしめると逃げるように玄関の方へと駆けだした。




…たとえ盆子原さんと無事に結ばれたとしても、でも次に私は慎吾くんを息子として見なくちゃならないんだ。


そんなの…絶対耐えられないよぉ!!


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