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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第26章 どうしていいか、わからないんです!

昼間は毎日仕事で忙しい盆子原さんだから、渡されたメモの番号にかけたけど、電話に出る事はなかった。


代わりに今度はメールを送って私のメアド履歴を残しておいたの。


*****

Frm;盆子原さん

Sb;妹尾です


お仕事お疲れさまです。

着信、残しておきました。


明日はお休みなので店にはいませんが、今日はいるので待ってますね(^^)

妹尾


***




「…………………」



送信ボタンを押すと、私はパタンとケータイを閉じた。



これで私の番号とメアドは盆子原さんの方に履歴が残るから、登録してもらえるだろう。

だけどこのメールに気付いてもらえる時には、私は仕事に入っているから店の方で会うのが先かなぁ。



(…あ、そうだ…)


私は閉じたばかりのケータイを再び開き、アドレス帳を開いた。



(慎吾くんの情報は、消さなきゃ…っ)




慎吾くんと親子関係になれば、ケータイの情報は登録しててもいいとは思うんだけど。

でもそれは、その時に改めて聞かないとおかしいもんね。



だけど…………

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