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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第27章 本当に本気で、心配しちゃいました!

「…あぁ、もうこんな時間か。
お腹、空いたでしょう。
この近くにファミレスがあるので、そこで何か食べて今日は帰りましょうか」


「…そうですね…」



さすがにこんな事になっては、今からゆっくりデートという雰囲気にはならない。



私は盆子原さんの言うファミレスへと向かい、ちょっと遅れたランチをするといつもの場所まで送ってもらった。




「…すみませんでした。また連絡しますので、改めて今度やり直しましょう」


「…はい。
あの、別に気にしないで下さいね」


「いえ。
あ、そうだ。あの…」



さすがに今はまだ明るい昼間だもの。
いつもの仕事の帰りのように外も暗くないので、別れ際だからと言って恋人らしいあいさつはしない。


だけど盆子原さんは、持っていた荷物から何か小さな包みを取り出して私に差し出した。

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