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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第29章 本物の愛、見つけました!

私はパイプイスから立ち上がると、そっと音を立てないようにしてベッドの側に立った。


「………」



それから目を閉じて眠っている慎吾くんの顔に寄ると、私も目をつむりゆっくりと…唇を重ねた。



(…慎吾くん…!)





やっぱり私、慎吾くんの事は忘れられない。

今までの事を全て忘れ、母親として接していかなきゃならないなんて、どうしてもできないもの。



だから…もう…

全部、諦めるの。

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