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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第5章 私だって美味しいものは作りたいんです!




「………よぉし!」



そんなわけで、翌日。


毎日同じ事の繰り返しみたいな“デリカ popo”の仕事なんだけど。

でも今日は、いつも一番に作っているサラダによりをかけているわけだ。



それは、今日はいつものサラダにシャキシャキのリンゴを入れてみようという作戦だ。


名付けて、特製リンゴサラダ!


…うん、その美味しさは既に家で実証済みっ



何でも食べるって言ってたし、今日は昨日の悔しさをバネに、アイツにもっと美味しいものを作ってあげるんだからぁ!





「ん?
ヒナ坊、そのリンゴどうするんだ?」



そんなリンゴを切ろうと包丁を持つ私に、久保店長が気付いたようだ。



「あ、久保店長。
実は今日、いつものサラダにリンゴを入れてみようと思うんです!」


「あら、リンゴサラダ?
それは美味しそうね」



そんな私の声を聞きつけた副店長の小山さんも、私のリンゴサラダに食いついてきた。


うん、やっぱり私ってばナイスアイデア!

今日も私特製のサラダは連日完売ですよー。

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