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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第7章 ファーストフードなんて10年振りです!

「腹へったー!
ひな、ハンバーガー食べに行こ!」


「えっ、あ…っ」



別に期待してなんかはいなかったけどさ。

でも私の好きなもの何でも奢るなんて言っておきながら、いきなり行き先を勝手に決めてしまったコイツには驚いてしまう。



だけど今はそれ以上に…



「……………っ」



「行こ」なんて言いながらいきなり私の手を握って歩き始めた彼に、私は口から心臓が飛び出そうになるほどドキンとした。



ふ 普通そんな簡単に手とか握っちゃう!?//

失礼だとか、遠慮しようとか考えないの??///



「アッチィね。
俺シェイク2つくらいイっちゃうよ」


「……………っ//」



夏の太陽の暑さや眩しさもあるんだけど、握った手と手からジワッと汗ばんでいくのがわかる。



いっぺんに2つも飲んだら、お腹壊しちゃいますよ!

って言えなかったのは、緊張しすぎちゃってるからなんだ。


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