ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係
第8章 名前で呼ばなきゃダメですか!
童顔はずっと自分でも思ってた事。
だけどもしかしたら、私ってば案外大人っぽく見える部分があったのかもしれない。
身長が低いからそう誤解されやすいだけで、ホントは………
「だってあんな時間に毎日働いてるんだろ?
高校じゃ無理だもんね」
「…あぁ……」
…見た目の判断じゃなかったようだ。
ガックリ。
「でもだからって、“キミ”は笑うよなっ
どこの真面目な優等生なんだって感じ?」
「そっ、それはぁ!
…だって、名前とか知らないから…それで…っ」
そうだ。
私の名前は訊かれたから教えたけど、彼の名前は聞いてない。
だからって別に知りたいと思ってたわけじゃなく、さっきも言ったけど私と彼は店員とお客さんの仲なだけ。
知ったところで、今後彼を名前で呼ぶなんて事は────…
「慎吾(シンゴ)
俺は、慎吾ってゆーの。
ね、呼んでみて?」
…いきなり呼ぶ羽目になりましたよ。
だけどもしかしたら、私ってば案外大人っぽく見える部分があったのかもしれない。
身長が低いからそう誤解されやすいだけで、ホントは………
「だってあんな時間に毎日働いてるんだろ?
高校じゃ無理だもんね」
「…あぁ……」
…見た目の判断じゃなかったようだ。
ガックリ。
「でもだからって、“キミ”は笑うよなっ
どこの真面目な優等生なんだって感じ?」
「そっ、それはぁ!
…だって、名前とか知らないから…それで…っ」
そうだ。
私の名前は訊かれたから教えたけど、彼の名前は聞いてない。
だからって別に知りたいと思ってたわけじゃなく、さっきも言ったけど私と彼は店員とお客さんの仲なだけ。
知ったところで、今後彼を名前で呼ぶなんて事は────…
「慎吾(シンゴ)
俺は、慎吾ってゆーの。
ね、呼んでみて?」
…いきなり呼ぶ羽目になりましたよ。