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ひな*恋 ~それは、誰にも言えない秘密の三角関係

第9章 1人の夜の帰り道には、キケンは付き物です!

ドキドキと心臓を大きく鳴らしながら早歩きをし、とうとうおっさんの停めている車の側に差し掛かった。




…人間ってのは、どうして肝心な時に限って好奇心を抑える事が出来ないのだろうか。


そのまま黙って下を向いて通り過ぎればいいものを。

私はついおっさんの目線が気になって、チラリと顔を上げておっさんに見つかっていないか確認をしてしまったわけだ。



それが…



「………っ」



半径1メートルの距離になり、顔を上げた時にはまず、その雑誌の表紙が目に飛び込んできた。


グラビアアイドルって奴かしら、若くてキレイなお姉さんの水着姿が表紙なんて、きっとロクな内容の雑誌じゃないわよ!

そんなものを読んでる奴なんかと、更に目線を上げた瞬間…




「ぁ……………っ」




バッチリ、この至近距離で目が合っちゃうんだからぁ!

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